(_ _).。o○(日記?)

Twitter(slsweep0775)ではとても書きづらいと思ったことを書いて、さらにそこから流れる思考に任せて自由に書くブログです

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 不具合で消しました。申し訳ない。以下はいつもどおりです。

 

 業務先がリモートワークになったので、家にモニターとキーボードとマウスと本体をIKEAのバッグに入れて持って帰って作業をしています。

 デスクにはすでに私用のモニターと私用のキーボードと私用のマウスと大学の頃から使っているノートパソコンが置いてあるので、仕事場は脚の低いテーブルでやることになりました。

 無印良品で買った例のソファが、地面で作業をするために買ったのではないのかと思うくらいにフィットしており、腰の痛みにはまだ出会えていません。

 目の前には実家から持って帰ってきた論理のブッ壊れた外付けHDDが裸の状態で置いてあり、電源とコードで全力フォーマット。いずれはPCケースの中に内蔵しようと考えているものですがこのHDDに関しては前科があるので信用はできない。

 この外付けHDD、8年くらい前に高校からの下校中に通ったドンキホーテで出会い、そのまま買った代物だったおかげで、その後の音楽ストレージ生活を大いに支えてくれていた。今の音楽生活はそんな1TBに支えられていたと言っても過言ではない。

 大学3年ごろ突然うんともすんとも言わなくった。幸いにも音楽データ自体は別の場所にも保管済みのためダメージはなく、書き溜めていた小説などもサルベージ済み。

 それでも何かがあるのではないかと探しはした。一つはフリーゲーム。バーガーメーカー、とぅ・ざ・らいと、eXterminate Ray、machine shock、Little Fighter2、はかいマン。いろいろあった。データ自体は、学生時代に買い漁った過去のパソコン雑誌の付録CDに収録されているのでまぁよしとして。

 問題のゲームがあった。

 MUGENだ。

 元々はフリーで配布されている格ゲーだが、この広大なインターネットのあちらこちらにアレンジメント素材が飛び散らばっており、要するにUIカスタム、オープニングカスタム、システムのカスタム、CPU同士の対戦、ステージ追加、キャラ追加。有志が作ったデータさえあればそれら全てを適用した、夢のような格ゲーを作れる可能性が広がる代物だった。

 ロボット、クラウドセフィロス、ダンテ、ヴァージルドラえもん、ドナルド、霊夢魔理沙戦国BASARA伊達政宗大友宗麟等、そこにデータがある限り、まさしく無限にデータを追加できて、無限にバトルをすることができる。

 その数百はあったデータは…もう。携帯を持つことを許されていなかった高校時代、ずっもパソコンに向かって小説を書くかフリーゲームをやるか、mugenに登録された無数のキャラクター同士をCPUで戦わせる試合を、バックステージ音楽をわざわざ設定しながら、ずっと眺めていたのであった。

 そんなことももう……とは思ったが。

 また一つずつ地道にデータを集めていくしかないらしい。

 というかwin8.1でMUGENを起動できなかった現象を解決できていないため、何が問題なのかをいまだに把握していない。

 そしてその頃大学生。携帯を手にすることが叶った私は、音楽も映画も小説も知見も広がっており、楽しいものがたくさんあって、私はどうやっても壊れてしまったHDDを直すという発想はあっても実際に直すという段階まで踏み切ることはできなかった。

 そんな感じで憧憬が起きる。あの日あの時あの頃と、何かがこうしてああしていれば何かがどうにかなっていたかもしれない、不明瞭な机上の空論をどうにかできるのは当時の記憶だけ。

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 プレイリストの曲を聴きながら考える。

 小学中学高校大学と失恋やら何やら孤独についてだとか、そんな感じのことばかり考える時に聴く曲なんていつも決まっていた。NW-E405のオリーブグリーンのクリアパーツの音楽プレイヤーが友達だったんだから。

 プレイリストの曲は全部繋がっている。自分自身の一本の軸が通された代物。初恋相手に対して勝手に抱いていた無力感だとか、空回りして友達の信頼を失うだとか、自分を一人にしてくれない、良く言えば手厚い保護に置かれた環境の窮屈さとか。

 自分が一人になれる環境はいくつかあった。早朝の教室。昼休みの図書室。放課後の水泳部の練習。一人でプールの底に潜って無音に包まれる瞬間。そして練習終了前の夕焼けに照らされたプールの中でまた底まで潜って無音に包まれる瞬間。僕は音楽が好きだったし、水の中の無音も好きだった。

Fall Again

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NAMInoYUKUSAKI

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  • THE RiCECOOKERS
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 当時のドラマやアニメや漫画で能力バトルものに影響を受けたせいで、自分が作る世界にも能力者が次々に生まれていく。モデルはクラスメイトに同級生。その末に作り出した、スクールカーストが反転した世界で孤独に過ごす、自分を投影した最強のキャラ。あの頃の僕は、心の底から独りになりたかった。なのに、人の愛が羨ましかったりもした。それが原因で馬鹿みたいな思いもした。

 卒業式後の個人的な恋愛イベントも失敗するし、家に帰れば東日本は大惨事、高校に入れば前髪のおかげで隠れていたコンプレックスを全面的に晒されて、僕はますます心を閉ざし始めたし本を読むようにもなって、パソコン室で訳の分からない部活をして過ごしていた。

greatwall

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  • ねごと
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Duty Friend

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 顔のコンプレックスを過剰に気にし始めて、自分の所作にまでその節が滲み出ていることに気づかなかったばっかりに生徒からは地味でありつつ散々な評価を受け続け、ますます本と漫画とアニメの世界に閉じこもるようになった。朝。自分にとって朝は唾棄すべき時間。それよりも辛いのが満員電車だったから、それだけの理由で人のいない早朝の時間に登校を選ぶ。冬の真っ暗な校内で凍えながら教室で課題をする。ある程度あちこちの教室に電気がついて、暖房もついて、授業が始まる。

 昼休み。放課後。常に図書室かパソコン室にいて、そっちが閉まると教室に戻る。もう部活やら何やらで人は全くいない。孤独の時間。僕が求めた最高の時間。自習は捗った。理解できたかどうかは別だが、それでも楽しかったことに変わりはない。

 下校時刻を迎え、思う人と一緒に帰れないかと何度もタイミングを見たこともある。結局諦めたまま…いや言うことだけは言った。それだけでよかった。何かが帰ってくることを初めから考えていなかったのだ。妄想は妄想のままで完結させなくてはならない。

 妄想は、そこでやっと死んだ。

ルーキー

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 また無力感。

 何かを書こうとして、やめる。何かを手に取って、落とす。脈有りだと思っていた女の子とのデートの末に男性恐怖症を打ち明けられ挫折。そのことを小説にする気もどこかに失せたまま、何を書けばいいのかで悩む。胸に穴が空いていて、声が上擦り、目はどこを向けばいいかわからない。帰りの自転車を、夕焼けの田園の畦道を漕ぎながら、多分泣いた。

 スランプとの向き合い方はわからない。

 何か決定的なことがなければ無理だ。

 それで大学生活も慣れてきた頃、異性と話をしてみると仲良くなれそうな人はいっぱいいた。希望はなかった。だけど機会はあった。Twitterでも、LINEでも、現実でも。授業で会えば挨拶するしすれ違いざまに簡単な挨拶もする。

 その辺りでそう言うものでも書いてみるかと考える。

99.974℃

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  • tricot
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八方塞がり美人

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 恋がうまくいかないんじゃないかという自信の無さはもう中学高校と失恋を体験した後となれば無理もない。何かしらのアプローチを何一つできず、何もかもが終わり、どうすればいい?

 作品を2作品書き上げた時、部誌の配布も終わり、サークルとしてやることは全てやった、そんな頃。私の周りにあったものはといえばサークルのメンバーと書きかけの卒業論文と本屋のアルバイトだけだった。

 ここでうっすらと死について考え始めた。

 初めての感覚だ。自分が死ぬ夢はこれまでにも見てきたが、それを自分から考えることはなかったような気がする。

虚言症

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Impromptu

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スロウ

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ペンシルフィッシュ

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 多くの人間は多くの人間と関わりこそすれど、多くの人間のことなど覚えてはいない。私もその多くの一人である以上、私を忘れる日が来るのは必然。誰かに会えば、代わりに誰かを忘れる。それも無意識だ。人はある程度の人しか覚えられない。新しいものに古いものは勝てず消える。

 人の本当の死は、忘れ去られることだというのは過去多くの人間が言っていたのを聞いた。生きている人間にとって大事なのは今であって過去ではない。怒りも過去には向かない。何もかも今に向いて、未来に向く。死んだ人間はその時間軸の中で立ち止まってしまった存在なので、一緒に進むことができない。だから振り向いてくれても一瞬だし、遠すぎて誰なのかもわからなくなる。振り向いた本人ですら思い出せなくなり、そして完全に忘れ去る。

 いつかこの世界の誰もが自分を忘れていてほしいとさえ思う時がある。世界に忘れ去られた人間として、誰もがうっすらともしない、誰の記憶にもいない人間として。自分のことなど頭の片隅にもない瞬間は誰にでも訪れる。その瞬間を永遠に引き伸ばしてしまいたいとすら思う。だけどその時に、過去となった恋人が、元気に笑っているかもしれないことを思うことは、正直嬉しい反面辛いかもしれない。

 透明な人間。機械にデータベースが残っているのならば、機械だけが自分を覚えていることになるだろうけど、その機械に触れる人間はバグだと思って除去してしまう。機械のわずかな記憶もバグとして姿を消し、いよいよこの世界に取り残された私は、誰もが私を認識しつつもそれ以上はしない。

 自分に死にたい気持ちは確かにある。

 それは単純な話。線路に寝転んで死んだ女の子と話がしたくないと言えば嘘になるし、梅田で飛び降りたあの人や、新宿で焼身自殺や首吊り自殺を遂げた人とも話がしてみたい。自ら世界から弾き出されて取り残されることを選んだ人間と、話が通じるのならばぜひとも。

 その上で一緒に眺めてみたい。自分が死んだ後の世界を、その世界で知り合いや恋人や想い人が、誰かと笑っているその表情を、いつしか見てみたい、それだけだ。

 主役になろうとして失敗したし、誰かの脇役に徹するのも断念した。そんな今だから、僕は最後まで傍観者でありたい。

 

 現状、引越しの件が頭を占めているので、曲を聞いてでもないと何にも思い付かず、無為な9時間勤務を沈むソファの中で過ごす。もうHDDの中身は諦めるとし、フォーマット完了の合図とともに、ディスクドライブ(F:)を設定した。死んだように眠り、起きた先に待ち構えているPCのボタンを押して、仕事が始まる。

  オモコロチャンネルと匿名ラジオで仕事を乗り切るしかないらしい。

 

 

 外に出たい。

 

 映画館で映画を観たい。

 

 それだけの話。

 

 以前よりも記事のビュー数が増えているような気がしている。多分、インストバンド紹介記事のアレが影響しているのかもしれない。

 体調を崩しがちで病弱な人間がするべきなのは寝ることですが、基本的に健康でない人間は寝ることができません。薬でも飲まなければどうにもならない。

 iOSのアプデにより全角スペースを打てるようになった今、スマホで文章を書くことにもとうとう抵抗がなくなってきました。布団の中で横になりながら、ジップロックに入れて浴槽の中で、台所で料理の出来上がりを待つ合間に、ふと頭に浮かんだフレーズがやってきて、メモ帳は短文ばかりになってしまった。

 数々生み出されてきたこれらは、一体、あの例の数々の手記の中においてどのように立ち現れどのように立ち振る舞うのか。手記を書いている人にしかわかりません。

 

 人の死は身近にあるようでいてそうでもなかったりします。葬式で見るのは"死んだ後"で、死ぬという"瞬間"にはなかなか立ち会えない。死に際の言葉を聞くことは大抵できない。人が死んで、人が人でなくなる、或いは生き物が生き物であることをやめる、その瞬間自体は普遍的です。毎日人は死ぬわけだから。

 だけど不謹謹慎な言い方をすれば、瞬間を見るのはかなりレアなケースだと思っている。人が死ぬ瞬間なんて、一般人はなかなか見ることができないから。病院ならばまだしも、ましてや街中でなんて。

 そういう、公衆の面前で一人の人間が死ぬというような、極めて稀なシチュエーションに出くわしたその他の人間は、その瞬間をカメラに収めようとする。その行動は一見不可解でありつつも、珍しいものを保存しておきたいとか、みんなに知らせたいとか、そういう心理が働くから、自分自身の欲に対しては合理的な行動でしかなかったり。だからカメラに収めようとする彼らの気持ちが少しわかってしまう。撮った後どうするのかは……別としても。一定の倫理観が備わっているかを判定するリトマス紙を使って、この行為を分析できるかと言うと、おそらく無理だ。

 極端な話、他人にとって人の死はエンターテイメントでしかない。民衆の娯楽が断頭台だったり、磔だったりしたように。今は飛び降りや首吊りや焼身に変わって、それを行う人間も自分自身になっている。死ぬ側の都合がどう変わっても、平凡な日常において人が死ぬ瞬間が滅多に見ることのできない現象であることに変わりはない。

 見たくない人間以外は、見る。それだけ。

 

 というような文章が、今後の誰かの手記の中に出てくるかもしれません。倫理を含まない、好き勝手に書かれたものが大量にあるため、どこでこれが出てくるかはわかりませんが……何しろ、味のしなくなったガムを白紙に喩える人がいたり、人はみんな特有のQRコードを持っているだとか、そういう話ばかりをする人たちがたくさんいるわけです。そういう人が手記を書いています。日本語が上手く通じるかどうか。

 ファーゴという海外ドラマが面白いです。あとMR.ROBOTも最終シーズンが配信されたので見ました。ミッドサマー、とてもよかったです。

 今年の目標は"生きること"にしました。

 2月も下旬ですが、今年もよろしくお願いします。

独断と偏見で紹介するインストバンド(3)

 前回

slsweeper.hatenablog.com

 

 なんとなくWikipediaを手繰ってポストロックとマスロックの項を読んでみたけど全然違いがわからなかった。日本語版Wikipediaのマスロックの項にある日本の主なマスロックバンドに記されているバンドが、ポストロックの項にも紹介されていたりする。だからもうこれは個人の主観か、或いはアーティスト自身が自称するかによってジャンルは分かれるのではないかなどと考えていると、前回の2からだいぶ月日が経ってしまった。今だに違いはわからないままでいる。私がポストロックだと思ったものをマスロックだと感じる人はいるだろう。いるだろうさ。だからこそこの記事は独断と偏見の域を出ないのである。暴論であり極論を言うならば、世の大抵の音楽評論はそんな感じだと思う

「第一、音楽を細かくジャンル分けする必要はあるのか?」という疑問を呈して思考停止したところで、3を始めるとしよう。

 

 ……以上が約1年前に保存された下書きである。

  気がつけば前回を書いてから一年以上経ってるし、Lightning Bolt65daysofstaticもLITEもsawagiも、あちこちのインストバンドが新譜を出していて、そうこう辿っていくうちにまだ聴いたことのないインストバンドに出会ってしまい、紹介する数は増えていくばかりなのであった。いい加減第3回、始めます。 

 

 

Sawagi

 さわぎ。ドラム、キーボード、ベース、ギターの4人編成。私はニンジャスレイヤーのアニメEDで初めてその名を知り、さらにインスト沼へと引き摺られてしまった。

 ロックとエレクトロニックとジャズ等、様々なジャンルが入り乱れていて、踊れる曲は多い。ノリノリの曲もあるし、カッコいい曲もある。

youtu.be

 初のアルバム「hi hop」より。一番のお気に入り。どうだカッコいいだらう、ノレるだらう。ダンスミュージックをコンセプトにしているだけはあるよな。

 元々大坂を中心に活動していたが、その後拠点を東京に移す。

youtu.be

 MVもカッコいいこの曲はどのアルバムにも収録されていない。2010年にiTunesで配信されていたが、期間限定だったのか今はそのiTunesにも無し。つまり聴けるのはこのMVのみとなっている。

youtu.be

 今年5月に新しくリリースされたアルバム「Kabo Wabo」にも収録されておらず、私は非常に困っている。「Kabo Wabo」自体はあまりアップテンポなダンス、エレクトロニック然とした曲はなくて、ジャズ、ファンクに近い体裁をとった構成になっているから…とはいえ、今後の活動の中で、「HYPER RESCUE」の収録或いは再配信は検討してほしいところ。

 

 

A Picture Of Her

 あぴくちゃーおぶはー。

 ギター、ギター、ドラム、ベースの4人構成。時々ボーカルも入るけど基本的にはインスト曲をやる。系統としてはポストロックに入るか。regaの系統は強いかも。

 ギターの音、演奏が心地良い。

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 2009年リリースのEP「a fanatic socialist looked up at the stars…」より。切なさのあるメロディと、力強いサウンド。いいよね…

 前述したようにボーカルが入る曲がいくつかある。このowesomeもそうなんだけども、演奏にかき消されるくらいに小さな声量だったりする。だけど時々それがかえってよく聴こえる部分が曲の中にあったりして抜け目がないとでも言うか。小さなボーカルがいいんだなこれが。ボーカルを楽器の一つとして解釈する音楽性は結構あるように思うけど、A Picture Of Herに関しても同じものを感じる。

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 アルバム「C」は必聴。静かで切ないイントロから始まる。ジャケ写もいいよね。彼女の写真、あるいは絵か。アーティスト名がジャケ写の意味を表しているかのよう。

 お気に入りは「C」収録のThe bell tolls。前曲のintroから引き継がれた静かな流れがしばらく続いたあと、激しい演奏になるのが最高。

 

 

NINGEN OK

 にんげんおーけー。

 金沢にて活動。ギター、キーボード、ドラムの三人構成。曲名は全て「NINGEN」から始まり、日本語が後に続く。訳というわけではないが、意訳の可能性はあるか? でも個人的お気に入りの「NINGEN BLACK やさしく呼ぶ声 と 黒い浴室」のような感じなので意訳でもなさそう。超訳

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 アルバム「体温の行方」より。MVの楽曲は「NINGEN GRINDER 首もとの小さなホクロ と 鉄を削る香り」。

 ギターのカッティングいいよね。キーボードとの演奏が上手くマッチしている。

 基本的には激しい曲をやってる。エモーショナルさも備えている。アルバム「体温の行方」だが、通しで聞けばタイトルの意味も含めて物語的に感じるのではないだろうか。

youtu.be

 NINGEN OK自体のPVもある。メンバー紹介とライブ風景、バンド自体のコンセプトあるいはテーマについて。人間、NINGENの愛について。そして世界について。個人的にぶっ刺さったコンセプトだった。

 今年9月のライブの様子をお届けして終わりにしよう。早く次のアルバムがほしいところ。

youtu.be

 

 

toe

 とー。

 ギター、ギター、ベース、ドラムの四人構成。エクスペリメンタルという音楽ジャンルがあって、要は実験的音楽を指すのだけど、toeはポストロックとエクスペリメンタルの間をいってるようなバンド。

youtu.be

youtu.be

 今年8月リリースの最新アルバム「Our Latest Number」より。

 基本はインストだけど、時々ボーカリストとコラボをしてボーカル曲も作る。様々いて、コラボする歌手によって曲の感じが微妙に違ってくる。まさに実験的というか、化学反応がそこで起こる。インストもいいけどたまにはボーカル入りの曲が聴きたいという方には真っ先にオススメする。個人的に好きなのは「songs, ideas we forgot」収録の「I Dance Alone」と

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 これ。アルバム「the book about my idle plot on a vague anxiety」収録の「C」はドラムが良い。

 ポストロックかつインストゥルメンタルといったら真っ先に思い浮かぶであろうバンドとしても、有名なバンドであると言えよう。そして、初期と比べると少しながらボーカルナンバーも増えている印象。インストゥルメンタルで確立した音楽性を次の段階へ移行させていっているような雰囲気を感じたが、多分気のせい。

 

 

tide/edit

 多分、たいどえでぃっと。

 回文になっている。ギター、ギター、ベース、ドラムの四人構成。多分ポストロックの部類に入る。正直マスとポストの違いをよくわかってないのでなんとも言えないけどまぁ。Apple Musicに曲はあるから聴いてみるといいと思う。感覚的な話になるけど音楽はtoeっぽさがある。toeより少し賑やかな感じか。

youtu.be

 EP「IDEAS EP」より。

 聴いたときはまた一つ良いバンドを見つけたと思ったが、なんとフィリピンのインストバンドだった。マニラで結成、活動している。結成当初からtoeの影響を受けていると公言しているのでなるほど納得。

youtu.be

 最新アルバム「All My Friends」より。

 だがtoeサウンドを模倣しているというわけでもない。いやそりゃ確かにtoeっぽいけども。最初のEP「IDEAS EP」からは確かにその雰囲気を感じた。だがその後のアルバム「Foreign Languages」や「Lightfoot」を聴いていくと、その印象は変わっていく。明らかにEPのそれよりも独自の方向性を行っていると言うか。最も特徴的に感じたのがベースの音作り。ベースの音がよく聴こえる。よく聴こえるし、演奏も素晴らしいクオリティである。

 また、「IDEAS EP」には「Nine」、「Foreign Languages」には「Ten」、「Lightfoot」には「Eleven」、「All My Friends」には「Twelve」と、数字を冠したナンバーが収録されていることも特徴の一つ。「Nine」以前に楽曲があるのならば、ぜひとも聴きたい。

 

 

Ls:

 れす。

 曰く「体に悪そうなポストロック」。ギター、ドラム、ベースの三人構成。水道橋周辺で活動。

 シングル「抽象する」を今年4月にリリースしているのみで、バンドとしての活動はまだ日が浅いのだろうかと思ったが違った。公式SoundCloudのページがあり、そこで楽曲の投稿がされていた。一番古い投稿がおよそ三年前のものであるところから、活動自体はしていたのだと思われる。

soundcloud.com

youtu.be

 シングル「抽象する」より。SoundCloudのページの投稿楽曲を見てもわかるが、こちらも曲名は長い。前々回にて紹介したte'や、NINGEN OKに通じる部分は見受けられる。

youtu.be

 ライブの様子。「抽象する」には収録されていないが、SoundCloudのページにて曲も聴ける。

 土砂降りのような激しい音作りが心地良さを感じさせる。SoundCloudにて聴ける楽曲もまた然り。音楽性としてはte'などが近いかもしれない。

soundcloud.com

 お気に入り楽曲はこれ。ドラムの響きがとても良い。叙情的なサウンドがとても切なくて、ギターのメロディも気持ちいい。「Re 13月少女と3日目の月」もオススメ。あと「美しい投身自殺」も。

「抽象する」を皮切りに、楽曲、アルバムをどんどんリリースしていってほしい。個人的に期待値が高いバンドの一つなので。ぜひ。応援してます。

 

 

ハイスイノナサ

 はいすいのなさ。ギター、ベース、ドラム、キーボード、ドラム、パーカッションの他、コーラス担当もいる。メンバーの加入と脱退を経て、現在は8人編成。バンド名は、「背水の陣+NASA」。第1回で紹介したte'も所属しているレーベルである残響レコード所属。

 透き通った音と、無機質に組み込まれたコーラスの組み合わせが秀逸。 

youtu.be

 アルバム「動物の身体」より。お気に入りでもある。

 個人的な話をすると、インストバンドという概念を知ってから割と最初あたりに知った。インストバンドで検索したら出てきたからだ。その時に聴いた「地下鉄の動態」、これがまぁ当時の私には衝撃だった。ポストロックという単語を知る前に耳でポストロックを体感したとでも言うか。MVも秀逸である。

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 シングル「変身」より。普通にボーカルも歌詞もあるのでインスト曲としてはジャンル外ではある。けど良い。

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 シングル「reflection」より。機械的な音の組み合わせがたまらない。

 現在は活動してるかどうかよくわからない。公式Twitterはあれど2017年で更新は止まっており、公式ウェブサイトに至ってはドメイン切れらしく表示すらされない。曲はApple Musicとかにもある。ただ最後に紹介した「reflection」はなかった。

 メンバー個人それぞれとしては活動的らしい。メンバーの一人がsora tob sakanaのプロデュースをしているし、ボーカルはösterreichとして東京喰種とかの主題歌を歌っている。

 

 

sgt.

 えすじーてぃー。1999年に結成されたバンドで、初めは歌モノ中心だった。その後メンバーの脱退を経て完全にインストバンドとして活動する。構成はギター、ベース、ドラム、そしてバイオリン。一時期ギターが抜けて3人構成となっているが、後にギターがまた加入し4人へ。

 メンバーの一人がバイオリン。jizueがそうだった。でも音楽性は違うんだなこれが

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 アルバム「BIRTHDAY」より。個人的にお気に入りの一曲でもある「cosgoda」の疾走感と焦燥感。映画の劇伴と説明されても違和感のないような躍動感溢れるサウンド

 激しい曲も静かな曲も完備された、一つの物語を織りなすアルバムでもある。

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 この「再生と密室」も収録されたアルバム「Stylus Fantastics」には、バイオリン、ベース、ドラム、それぞれが主旋律として活動せよと言わんばかりの楽曲がたんまりと詰まっている。聴いてみてほしい。

 なお、Apple Musicのこのアルバムのページには、ここに書かれている文章よりもさらに語彙力ある文章で紹介されている。

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 アルバム「capital of gravity」より。バイオリンの音が良い。詩的なMVも雰囲気作りに手を貸している。

 本アルバムに関しては、2009年にインタビュー記事もある。

www.cinra.net

 最近は活動……してるのかな……何せsgt.で検索しようものならビートルズが出てくるので埋もれてしまう。

 最後にアルバムを出したのは2011年、公式サイトはリンク切れ、Twitterも更新は2016年で止まっている。メンバーも音沙汰なし。自然消滅……なのかな……

 

 

I Love You Orchestra / ~Noise Style / ~Swing Style

 あいらぶゆーおーけすとら / ~のいずすたいる / ~すうぃんぐすたいる。

 編成がこれまたややこしい。ベース1人、ギター5人、ドラム3人の9人である。うち1人は療養中(?)で8人。たまにキーボードもやる。

 元々はジャズパンクバンドであるKAGEROのベーシストのサイドプロジェクトとして発足したバンドである。そのため、公式サイトのアドレスもKAGEROになっている。

 とても激しい曲が勢揃い。疾走感もエモーショナルさもある。palitextdestroyをよりロックに近づけたような感じ。とにかく激しい。

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 アルバム「Trigger」より。そりゃあ8人がピアノやら何やら同時に演奏すればやかましくもなる。音が大洪水を起こし一気に頭に流れ込んでくるんだから。

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 アルバム「Stop Your Bitching」より。情報量が多いのがこのバンドのポイントの一つだ。

 でも音が多いからって、不思議と混乱はしない。

 なんでだろうね。

「CLASSIC FANCLUB」ではクラシックを、「KIDS SONGS FANCLUB」では童謡のカバーをやっている。

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 アルバム「CLASSIC FANCLUB」より。アルバム中にあるトルコ行進曲のカバーが個人的にお気に入り。あとアルバム「Trigger」の1曲目である「Leo」も良い。

 で、そんなILYOの派生がI Love You Orchestra Noise Style / ~Swing Styleである。「Swing Style」では、同じ曲をその名残もしっかり残しつつ、毛色がまるで違う曲をやっていたりする。ILYO発ではないオリジナル曲もある。

 試しに、最初に紹介した「Squall」を。

youtu.be

 アルバム「MY LIFE AS BLUE」より。もはや別の曲である。

 他のバンドがアレンジしたのかと思うくらい。いや実際は別名義でのアレンジになるんだけど。それにしたってなんというか……ぜんぜん違う。あの激しさはどこへ消えたのか。何故こんなにも同じ曲で激しさと爽やかさを振り分けられるのか。

 まあ編成が違うので。ギター、ピアノ、ドラム、ベースの4人編成で、ギターもベースもアコースティックなのである。

 このいわゆるアコースティック方面に発展させた”ilyoSS”とは別に、ノイズサウンド方面に追求を重ねたのが”ilyons”、I Love You Orchestra Noise Styleである。

 こちらは電子音、エレキギター、ドラムの3人構成。2018年にアメリカのレーベルと契約をしてアルバム「Lantana」をリリースしている。「38分間の即興を12の楽章に分割」とのこと。やべえ。

 MVはない。Apple Music、Spotifyで聴けるよ。「Lantana」はないけど「Eryngium」「Scabiosa」はある。

 ILYOともilyoSSとも一線を画す、ノイズサウンドの塊みたいなアルバムである。ILYOやilyoSSのアレンジ曲は基本的にやっていない。

 聴けば不思議な感覚になれる。アーティスト名も「ilyons」と、略称の方を主に掲げて活動しているようだ。

 だから私はILYOの派生バンドと気づかなかった。

 ……なんでさ、同じメンバーがいるのに……

Apple Music

 https://music.apple.com/jp/album/erynguim/1439399738?l=ja&ls=1

Spotify

 https://open.spotify.com/album/0oDtEnHjrE3sQ845dMRO0O

  アルバム名、ランタナ、エリンギウム、マツムシソウ、と、花の名前になっている。書いてて気付いた。

 ジャズのKAGERO、ロックのILYO、アコースティックのilyoSS、ノイズサウンドのilyons。ベーシスト白水悠はこれらのプロジェクトを展開し、これからも音楽ジャンルを手広く手がけ躍進していくことだろう。模索はこれからも続く。

 

 

裸体のシルエット

 らたいのしるえっと。

 ギター、ギター、ベースの3人編成。サポートメンバーとしてドラムがいる。

 特徴的でダークなサウンドがとても耳に残り、脳に沁みる。

 リリースされている曲の名前の殆ど、というか「渦を巻く」「深夜」意外は全てカタカナで、「ヒガン」「ヨアケ」などまぁ意味がわからないでもないものから、「ニモナガパ」「サジュニ」など、まったく意味のわからない不思議な曲名もある。「マ」とかに至っては一文字である。

youtu.be

 アルバム「ヒトアクニヌレル」より。

 個人的に、ポストロックのイメージはほぼ「仄暗さ」で出来上がってしまっている。仄暗く、かつゆったりとしたテンポで、音が重くのしかかってくるのだ。

 彼らの音楽にもそれに近いものを感じる。

youtu.be

 恐らく…どのアルバムにも収録はされていない。最近リリースされたEP「ジンエンニユラグ」にも収録はされていない。いつか収録されるといいな。

youtu.be

 ライブの様子。セットリストは動画概要欄を参照のこと。

 ダークなサウンドは、終始向き合う二人のギター、顔が見えないくらいにまで伸びた髪をした一人のベース、それら三人にリズムを与える存在感あるドラムによって生み出されていく。去年はアメリカでライブツアーも敢行し、アメリカでシングルを先行リリースした。

soundcloud.com

 SoundCloudもやってるよ。

 時々ゾワッと鳥肌が立つような音使いをしてくるので油断ならない。シリアスな作品のBGMにしたいくらい好きだ。お気に入りの曲……なんだろ…こういう音楽は特に好きなので考えたことがなかった。とりあえず「ウェセイ」を音源化してほしい。

 ちなみにジャケ写はサイケデリックでグロテスク。「ゴルド」の危ない雰囲気のMVを見たなら少し察しがつくかもしれないが……。連なる石像の顔、タコの触手、腕や指や目などをふんだんに使用した、神秘的で、SAN値の危ういコラージュ作品となっている。ただでさえダークな曲を、さらに真っ暗にしていくとても効果的なジャケット写真。

 閲覧注意………かも…しれない。

 

 

DEPAPEPE

 でぱぺぺ。

 アコースティックギター二人のインストユニット。2002年とだいぶ前から活動しており、デビューアルバムがオリコンベスト7位にランクインしたりする実力派でもある。

 晴れた日に聴くのに最適なインスト曲を聴きたいならおすすめしたい。

youtu.be

 アルバム「SUMMER PARADE」より。うーん、爽やか!

 ダブルアコースティックギターのみで繰り広げられる軽快な音が元気づけてくれる。

 ベースもドラムもない。言ってしまえば先に紹介したI Love You Orchestra Swing Styleよりも更に音の種類自体が減っているわけだ。そこがポイントなのだろう。彼らはアコギの魅力を極限にまで引き出している。

youtu.be

 アルバム「Let's Go!!!」より。このアルバムに収録されている「Wake Up!」もいいぞ。個人的なお気に入りだ。

 アコギの印象ってどんな感じだろうな……個人的に、爽やかな、穏やかな、落ち着いた……みたいな、なんというか比較的ポジティブ方面の印象が強い。だってここまで色んな音を出せるとは思ってもみなかった。何かのロックソングのアコースティックバージョンという形でしかアコギの音を知らなかったのだが、DEPAPEPEを聴けばその音の魅力もさらに増幅されるんじゃないかと思う。実際自分はそうなった。

youtu.be

 ちなみに、アコギ以外にも、コラボという形で別の音を取り入れたりはする。バンドネオンアコーディオンではない)とコラボしたり、

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 アコーディオンともコラボしている。

 基本的にアコースティックギターのみなので、他の楽器との組み合わせが非常に上手くいく。ギターのみの音楽に、たまにこうしてギター以外の楽器の音がやってくるのも音楽性としてのレパートリーがあって良いとでも言うか。

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 アルバム「PASSION OF GRADATION」より。この曲もお気に入りだったりする。

 ちなみにベストアルバムが出ているので、入門編としては非常に最適である。youtubeを見れば「演奏してみた」系の動画も多く上がっており、アコギの練習曲としても良いのでは。

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 メンバーによる「アコギ上達トレーニング」なる動画も出ているのでぜひ。

 

 

[que.]

 きゅー。

 インストバンドを紹介する当記事ではあるが、厳密に言うと[.que]はバンドではなく、一人のトラックメーカー(Wikipediaさん曰く「音楽のバッキングトラックの制作者や、インストゥルメンタル楽曲の作曲家・編曲家を指す言葉」)である。

 まぁ基本的にインスト曲を手掛けるアーティストを紹介していくのが当記事の主旨なので。

 独学で学んだギターを使い、2010年から活動中。アルバムやEPも数多く出している。公式サイトを覗いてみれば、「フォークトロニカ(Wikipediaさん曰く「フォークとエレクトロニカの要素を持った音楽のジャンル」)」という文字が出てくる。彼の音楽のメインジャンルである。

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 アルバム「Nightfall」より。

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 アルバム「Water's Edge」より。海の音をバックに、切ないサウンドが展開される。

 音楽以外にも空間演出音楽(雑に説明すると展示やイベント等におけるBGMのこと)も手掛けたり、CMのサウンドロゴ・BGMも作ったりしているサウンドクリエイターでもある。

 そうした活動の中でリリースされる彼の音楽は、日常に溶け込んだサウンドが秀逸。いつもの街の風景の音を切り取って、まるでそこから音楽が生まれているかのような。駅の音、街の雑踏、様々な景色をの環境音から音楽へ展開していき、周囲の音も音楽の一部となっていく。

 基本的に穏やかな曲がメインであり、激しい曲は無い。時々ボーカリストとコラボもする。

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 11月27日にリリースされる最新アルバム「Any」より。

 淡々と風景を映すMVもさることながら、落ち着いた雰囲気の曲調が良いよね…よく眠れそう。そう、眠るには最適な、いい感じに落ち着いた曲をやってくれる。バンドでなくてもいいからとりあえずインスト曲でリラックスしたいというのなら、ぜひおすすめしたい。

 

 

 

 あー

 あーー

 やーっとできた第3回。

 アクセス解析を見ると、前回の記事はそこそこ見られていたらしい。

 インストバンドをとりあえず紹介し尽くすことを目的としているので、多分まだまだ続く。続ける。

 どうにか1年経たないようにしたい。

 

 第4回は2年経ちました。

slsweeper.hatenablog.com

 

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 二日前の深夜、いろんな愛を書いていました

 Google翻訳にも手伝ってもらって、見たことのないような言語の、見慣れない文字を、恐らく正しくはない書き方で

 初めて見る文字なんてものは、文字とすら認識できないのかもしれません。横に並んだり縦に並んだ記号にしか見えなくて、それが何か意味のあるものだと思うことができるのかどうか

 右から書くのか左から書くのか、どの部分を起点とし終点として書くのか、どこで区切るのか。見ただけではやはりわからなかった

 googleで「愛」を訳語として検索したからこれらの羅列を「愛を意味する文字」として認識できたわけで

 たとえアルファベットだったとして、見たこともないような並び方をしていると、意味がわからないことに変わりはないのだなと

 そろそろ記事を書かなくなってから90日が経ち、広告も挿入されそうになる前に更新します。

 ツイッターとかも更新しようかなと思います

 近い話はマストドンでやってるのでそんなに書くことはないだろうし、現状、FilmarksとApple Musicとカクヨムとこのブログの更新ツイートで生存報告は十分だろうから…

 

 以下に書くのは音楽に関連したお話です

 

 

 映画『CASSHERNサウンドトラックに収録されているMONDO GROSSOの「LIKE NO ONE'S LOOKING」という曲ですが、別バージョンがアルバム「HENSHIN」にて「FIRE&ICE」として収録

 …だと思っていたが逆だった。ボーカルが変わり、長さも数秒程度だが微妙に違うけど。逆。

 アルバム「HENSHIN」は2003年リリースで、サントラは翌年だった。「FIRE&ICE」をリメイクしたのが「LIKE NO ONE'S LOOKING」だった

 

 

DoorsLight My Fire、幼少の頃聞いた時の記憶とキーが違うとあれこれ聴きながら思っていた。

 実際は記憶違いではなく、レコードの回転数やらピッチやらが絡んだことで生じたキー変化だった。40周年盤、LP盤、アルバム盤など、テンポが微妙に変わっておりそれによりキーも長さも変化。

 40周年記念として2007年にリリースされたアルバムに収録されているバージョンがどうやら本来のピッチらしくて、「記憶違いだ」「コレジャナイ」みたいな感想を抱いていたほうが正しいらしい

「Doorsの40周年記念盤、日本盤も!(2007年5月1日 (火))」より

https://www.hmv.co.jp/news/article/705010050/

今回のベスト・アルバムの相違点(抜粋) 

  • Light My Fire
    これまでのヴァージョンよりピッチを上げているため、キーボードの音程が上がり、6'57"で終わる。(ちなみにこれまでのヴァージョンは7'05") 

 また、

「Doors:日本盤ファーストLPは再生スピードが適正だった! - No Code (2nd edition) 」

efil2159.hatenablog.com

 こちらのブログではLP盤について、より詳しく検証されていた

 

 

BALLOND’ORの2018年8月のアルバム「Blue Liberation」の最後の曲である「Cloud Marchen」の最後部分のシークレットトラックが途中で切れている

 気づいたのはCDから取り込んだ曲をウォークマンで聴いていたときで、リッピングミスか転送ミスかと思ったが、Apple Musicで聴いたときもも同様だったため仕様の模様。なお、その曲は同年10月にリリースされたアルバム「Strawberry Rider」に収録されている表題曲(1曲目)だった。

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デモ版か試作だったのか…「Cloud Marchen」から「Strawberry Rider」へ、アルバム越しに繋がるようにはなっている

 

 

 カセットテープ音質で再生してくれる「WEBCASSETTE」というウェブアプリがある

 https://webcassette.klevgrand.se/

 手持ちの音楽ファイルを開くことで聴ける。モーター、ノイズなどの様々な調節が可能で、好みのカセット音質にできる。巻戻し早回し機能なども完備されていて、とても良い

 LP音質で再生してくれる「WebLP」もあった

 https://weblp.klevgrand.se/

 

 

 君島大空、秋山黄色、長谷川白紙、笹川真生の名前が自分の中でごっちゃになっている

 前者2名に関しては特に。

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 ひどく自分の好みに刺さる曲ばかりだからなのか、単純に名前が漢字4文字なだけの理由かもしれないけど。

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 長谷川白紙に関しては、この「毒」を聴いて、小山田圭吾の系譜を感じたりもした

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 曲の感じで言えば、笹川真生と君島大空を比較して「似てる」と言ったほうが説得力はあったのかもしれない。音楽性は似ていると思う

 最近好きな4名のアーティスト紹介とします

この前この記事にも載せた動画「ヤツメ穴」が消えていたのがなんとなく寂しくなりました

インターネット文化に関する文章を書く時に、フォントが明朝体だと違和感が半端無いみたいな話をしようと思ってましたがどうにも考えがまとまらないのでまたいつか書こうと思います。スマートフォンにせよパソコンにせよ、インターネットをする時に明朝体みたいなフォントで文字を表示していないのが原因かもしれない。私の中では、書籍方面での活字にインターネットミームを取り入れるのが億劫になるような気持ちと若干似ています。何故かは知らない。気恥ずかしくなるのかもしれない

 

最近は外にコーヒーを飲みに行く時などはメモ帳とボールペンを持っていきます

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歩いているといろんなことが思い浮かぶのでボイスレコーダーでもと思ったけど、自分の声を聞けないのでやめました

メモ帳アプリにも同じようなものが多く書かれています。アプリに同期する形で文字を打ち込むこともある。ここにあるいろんなフレーズや言葉や書き出しがそのまま作品内に出てきたりもままある。誰の言葉なのかをはっきりせずに書いているので誰がこれを言うかもわからない

で、誰がそんなフレーズを思いついたのかさっぱりわからなくなることもよくあって、そんなこと書いたっけ?みたいな文章が時々載っていたりする

自分の中にいくつものキャラクターを作って動かしていると、時々キャラクターが表に出てきてペンを持ったりなんてのもあるかもしれない

ココアシガレットが好きなキャラクターを頭の中で作って描いていたらほんとにココアシガレットを食べたくなって、

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こんなことになる。4つで108円なので、2個買い足して864円。食後に最適。キャラもそんな感じでココアシガレットを食べています。自分で生み出したキャラクターを、どうしても自身と同等の存在として扱う節があるので愛着も湧くし影響も受ける。何かしらのキャラクターの気分を味わいたくなるのか、追体験でもしたくなるのか

トマトをそのまま齧るキャラクターを作れば、トマトを食べたくなるのかな…

 

 

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 そうか、もう90日も。

 

  首の皮一枚で生きているような昨今の状況ですが、メンタルがヤバいときほど発想が柔軟になる気がしてきた。

・自殺願望研究所について - カクヨム 

kakuyomu.jp

 様々な視点から「自死」について考察を重ねていくと、なんだかんだで書きたい話が浮かんできます。リストカットを片腕のみでする方法だとか。どうすれば効率よく死ぬことができるのか。たとえば研究所へ電話をしたあとに死んだ人間の遺族についてだとか。先立たれ取り残された人間は何を思うのか。悩みを聞いてほしいだけの人間だっているでしょう。

 立場上、私は研究所の広報ということになっているのですが、日々書き連ね、積み重なっていく研究所の手記は、通常の報告書とは違い詩的に富んでいます。だから独白として、一種の短編小説として成立しているのではないかと。

 

 フィクションについてはここまでとして

 

「ヤツメ穴」という楽曲があります。

 

 

 意味深な歌詞は度重なる考察を呼び、その過剰さにより作者さんは本作を削除してしまった経緯があります

 メロディも歌詞も好きなんですよね

 変な夢を見ると、この曲を思い出します

 意味のわからない、シッチャカメッチャカな夢を見たときに思い出します

 昨日は「高校の卒業式前日に、教室で見つけたムカデを、外に連れ出して焼く」という夢を見ました。他にも何か起きていたような気がしますがボンヤリしていてわかりませんでした


 精神障害3級に認定され、無事手帳の交付を受けました