(_ _).。o○(日記?)

Twitter(slsweep0775)ではとても書きづらいと思ったことを書いて、さらにそこから流れる思考に任せて自由に書くブログです

木製の王子が見つからない話(前半)

読書ファンやらビブリオマニア辺りが質問しそうな「どこの出版社の文庫が好き?」という質問には迷わず「講談社文庫」と答えます。自分が目指してるメフィスト賞の作品、その周辺を読み漁ってる影響からか、そんな嗜好になりました。乾くるみの『Jの神話』も、

 

 

Jの神話 (文春文庫)

Jの神話 (文春文庫)

 

 


こんな感じで文春文庫から出てるわけですが、絶版となった講談社文庫をわざわざ買い直すほどです。だから古野まほろの天帝シリーズが講談社文庫から出なかったことが残念でならないくらい。

 

前置きはそんな感じで、

 

 

 

今日、そのポチった分が届きました。f:id:slsweeper:20170628203339j:image

神様ゲームも買ったしで、とりあえず麻耶雄嵩講談社文庫版の分は残る一つ。

 

そう、『木製の王子』です。

 

 

『痾』とかいうたった一文字のタイトル(『蛍』『鴉』と、麻耶作品は一文字タイトルが結構あることは承知の上)に惹かれたのが始まりではあるものの、その続編だと知りました。

 

ところが、その木製の王子も講談社文庫版で出てはいるが絶版状態。

 

木製の王子 (講談社文庫)

木製の王子 (講談社文庫)

 

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高騰してる。ことわっておくと『痾』もそれなりにしたんです。1700円ちょい。プラス送料で。それ以上に高いんです。

それ以降の『あいにくの雨で』とか『美袋のための殺人』とかは送料の方が高いくらいに簡単に買えたというのに。

ちなみにこの2作は集英社文庫で出てます。

 

メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)

メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)

 

 

 

あいにくの雨で (集英社文庫)

あいにくの雨で (集英社文庫)

 

 


ただ講談社文庫に変なこだわりを持ってしまったがために、絶版となった講談社文庫版で買うに至った。

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結果こうなった。タイトルのちょっと上の数字が刊行順を表してます。さて、『痾』のあとに『あい雨』と『ため殺』が出ておるわけで、件の『木製の王子』はこの次に出ているということになる。講談社文庫で言うところの6作目ということになる。

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ちなみに、『メルカトルかく語りき』のカバーを見てみるとどうだろう、既に『翼ある闇』以外絶版状態。

 

 

で?

 

後半に続きます。