読書ファンやらビブリオマニア辺りが質問しそうな「どこの出版社の文庫が好き?」という質問には迷わず「講談社文庫」と答えます。自分が目指してるメフィスト賞の作品、その周辺を読み漁ってる影響からか、そんな嗜好になりました。乾くるみの『Jの神話』も、
こんな感じで文春文庫から出てるわけですが、絶版となった講談社文庫をわざわざ買い直すほどです。だから古野まほろの天帝シリーズが講談社文庫から出なかったことが残念でならないくらい。
前置きはそんな感じで、
美袋のための殺人もあいにくの雨でも講談社文庫絶版なのに木製の王子ほどの値段がついていないのでポチった
— (( _ _ ))..。oO (? (@SlSweep0775) 2017年6月25日
今日、そのポチった分が届きました。
神様ゲームも買ったしで、とりあえず麻耶雄嵩の講談社文庫版の分は残る一つ。
そう、『木製の王子』です。
なぜ痾も木製の王子もあんなに高騰してるのか謎
— (( _ _ ))..。oO (? (@SlSweep0775) 2017年6月25日
『痾』とかいうたった一文字のタイトル(『蛍』『鴉』と、麻耶作品は一文字タイトルが結構あることは承知の上)に惹かれたのが始まりではあるものの、その続編だと知りました。
ところが、その木製の王子も講談社文庫版で出てはいるが絶版状態。
高騰してる。ことわっておくと『痾』もそれなりにしたんです。1700円ちょい。プラス送料で。それ以上に高いんです。
それ以降の『あいにくの雨で』とか『美袋のための殺人』とかは送料の方が高いくらいに簡単に買えたというのに。
ちなみにこの2作は集英社文庫で出てます。
ただ講談社文庫に変なこだわりを持ってしまったがために、絶版となった講談社文庫版で買うに至った。
結果こうなった。タイトルのちょっと上の数字が刊行順を表してます。さて、『痾』のあとに『あい雨』と『ため殺』が出ておるわけで、件の『木製の王子』はこの次に出ているということになる。講談社文庫で言うところの6作目ということになる。
ちなみに、『メルカトルかく語りき』のカバーを見てみるとどうだろう、既に『翼ある闇』以外絶版状態。
で?
後半に続きます。